HYTSヴァイオリンな日々

ヴァイオリンの魅力と謎について日々思うことを書きたいと思います。

ニューヨークへ① BAM HI-TECH CABIN

先日ニューヨークへ行きました。 ニューヨークは、ヴァイオリンの店が色々あり優秀なディーラーさんもいて、ヴァイオリンに出会うチャンスがある街です。 ニューヨークには、ヴァイオリンを受け取りに行きました。あるヴァイオリンを探し数年....。日本では…

庄司紗矢香さんとRécamier

ヴァイオリンはヴァイオリ二ストにとって音楽を奏でる大事な道具です。 勿論、ヴァイオリニストの素晴らしい技術があってこそ最高の音楽が生まれることはいうまでもありません。 しかし、時々ヴァイオリニストとヴァイオリンの組合せは、奇跡のような音を生…

理想のヴァイオリン

「いい人いないかぁ。こんな人が傍にいたらいいなぁ。」 恋人や結婚相手を探す時、心の中でぼやく一言。 ヴァイオリン弾く人もぼやくことあるかもしれません。 「こんな音を出してみたい。こんなヴァイオリン持っていたらなぁ。」 ヴァイオリンは人に近いと…

弓を探して

ヴァイオリン弾く人にとって、弓は重要ですね。 弦楽器を演奏しない人にとって、右手に持っている弓ってそんなに違うの?ってなりますが、全然違います。 ヴァイオリンの音色と音量、操作性、全て影響してきますね。弓を変えると、ヴァイオリンの音はびっく…

悪魔的なスピード

ヴァイオリンの速弾きのパーフォーマンスは、観ている側も面白いですね。 ヴァイオリンの速弾きのパフォーマンスを、人に魅せつける技術として開発したヴァイオリニストでは、Nicolo Paganini (ニコロ・パガニーニ 1782年~1840年)は重要な人物です。 パガ…

ティボーが与えてくれる想像力

調べたいことは、大体のことはググればネットで調べられますね。 「ヴェネツィア」とか調べれば、ヴェネツィアの写真や映像が出てきてどんな感じの街かスマホで見れてしまいます。自分とかスマホで映像見ていると現地に行ったような気がしてしまい、あぁこ…

モダン・イタリアン・ヴァイオリンの銘器

モダン・イタリアン・ヴァイオリンは、一般的にGiovanni Francesco Pressenda(プレッセンダ 1777年~1854年)以降から1950年代程までに製作されたヴァイオリンのことです。 ヴァイオリンで有名なものは、ストラディバリウスやガルネリ・デル・ジェスですが…

四月は君の嘘

「四月は君の嘘」は、2012年に第1冊が発行された音楽漫画です。 全11巻の音楽漫画で、映画化もされています。内容は悲しいストーリーなのですが、登場人物の宮園かをりのセリフが好きで、ヴァイオリンを弾く上で参考になるなぁと思います。 コンクールで…

長い旅 <ヴァイオリンの輸入>

オークションで購入したヴァイオリンが、ロンドンから届きました。 出荷されてから到着まで1週間ほどでしたが、ヴァイオリンにとっては長い旅です。 今回は、Fedexを利用して郵送してもらいました。 11月26日 月曜日 ロンドン出発 11月27日 火曜日 …

ヒラリー・ハーン 

2018年12月3日(月)にコンサートに行きました。 ヒラリー・ハーン Hilary Hahn バッハ無伴奏を弾く <ソナタ&パルティータ全曲演奏会> 東京オペラシティ コンサートホール 久々のヒラリー・ハーンの来日コンサートで、とても楽しみにしていました…

RED LEAVES

11月の終わりは、木の葉が紅く染まりますね。 紅葉は、秋の終わりという感じがして、趣があります。 近くの公園の写真です。 ヴァイオリンの表面の色を思い出します。 ヴァイオリンのニスの色は、赤、黄色、茶系やオレンジですが、言葉では表現できないぐら…

自然と音楽

音楽を聴くのは好きで、POPS、JAZZ、ROCK、クラシック音楽とジャンル問わず聴きます。しかし、僕はヴァイオリンを弾くので、クラシック音楽は特に好きですね。クラシック音楽は、古い時代になるほど、自然の音に近づいていくような気がして、自分のバイオリ…

ヴァイオリンはどこへ?

ヴァイオリンは、誰に買われ、どこへ行くのでしょうか? ヴァイオリンの行き先は、経済情勢が、影響すると考えています。 17世紀~18世紀半ば、イタリアのクレモナを中心にヴァイオリンが制作されていた頃、ヴェネツィアやフィレンツェの経済の栄光の時…

製作家の生涯

こんにちは、HYTSです。素晴らしいヴァイオリンを目にすると、そのヴァイオリンをもっと知りたくなります。そして、ヴァイオリンをより深く知りたいと思った時、僕は製作家の生涯を出来るだけ調べます。製作家が作製した楽器は年代により色々で、材料が良か…

弓の重さ

こんにちは、HYTS です。ヴァイオリンの右手に持つ、弓の重さについて、書きます。弓の重さ、重要なんでしょうか?僕は、演奏者にとっては、弾き心地に関わる大切な問題かと考えています。ヴァイオリンの弓の一般的な重さは、58g〜62gとされ、新作の弓は、ほ…

時を超える音

こんにちは、HYTS です。ある1910年代の録音について、書きます。1877年トーマス・エジソンが、円柱型アナログレコードを開発し、録音することが出来るようになりました。そして、音楽家が徐々に演奏を録音するようになりました。ベルギーのヴァイオリ二スト…

コンテンポラリー・ヴァイオリン<音>

こんにちは、HYTSです。新作ヴァイオリンの音について、僕なりに書いてみようと思います。明るい音か暗い音か、又は、音量が大きいか小さいかについては、一つ一つの楽器の個性の問題なので、それについては触れずに書こうと思います。「弾き方を変えたら、…

コンテンポラリー・ヴァイオリン<価格>

こんにちは、HYTS です。コンテンポラリー・ヴァイオリン(Comtemporary violin)について、書きます。コンテンポラリー・ヴァイオリンとは、現代のヴァイオリンという意味で、ヴァイオリン製作家が現在も活躍しているヴァイオリンで、基本的に新作ヴァイオリ…

ヒル商会の本

こんにちは、HYTSです。今回は、ヒル商会の書籍について書きます。「アントニオ・ストラディヴァリ その生涯と作品(ANTONIO STRADIVARI HIS LIFE AND WORK)」ウィリアム・ヘンリー・ヒルアーサー・フレディック・ヒルアルフレッド・エブスワース・ヒル野田 彰…

ロンドン<オークション>

こんにちは、HYTS です。今回は、ロンドンのヴァイオリンオークションについてです。僕はプロのバイヤーではないですが、参加したこともあるので、知っている限りで書いてみます。ロンドンには、複数のオークションが、年に数回行われます。私が知っている限…

オックスフォード<アシュモレアン博物館>

こんにちは、HYTSです。オックスフォードのアシュモレアン博物館について、書きます。行き方ですが、ロンドンのパディントン駅からオックスフォード駅まで鉄道で一時間です。オフピーク(混まない)の時間であれば、鉄道料金は、安くなります。アシュモレア…

ロンドン<王立音楽院ミュージアム>

こんにちは、HYTSです。イギリスについて、書きます。18世紀〜19世紀の石炭の利用、蒸気機関の発明・活用で、産業革命の中心として経済発展したイギリスは、世界中から美術館を収集した国でもあります。ロンドンでは、クリスティーズなど、有名なオークショ…

サントリーホール

こんにちは、HYTSです。サントリーホールって、素晴らしいですよね。サントリーホール大ホールは、2006席という大人数を収容できるホールです。視覚的にも安心感のある設計で、ホールを、見渡してみると、床や壁に、沢山オーク材が使われています。ホール自…

国際コンクール

こんにちは、HYTSです。最近、国際コンクールの本選の演奏がYouTube でも見れるようになり、素晴らしい演奏をみることができますね。エリザベート王妃国際コンクール、カール・フレッシュ国際コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクールなど緊張感溢…

はじめてのアマティ

こんにちは、HYTSです。自分のヴァイオリンという楽器自体に興味を持った原体験の1つを書きます。中学生の一年生のころ、目にした楽器が、ずっと心に引っかかっていました。京都にお住まいのヴァイオリンの先生がお持ちだったアマティのヴァイオリンです。…

自己紹介

こんにちは、HYTSです。僕は、2018年現在32歳で、会計の仕事をしながら、ヴァイオリンを弾いています。少しですが、ヴァイオリンのコレクターでもあります。3歳からヴァイオリンを習っていますが、プロではありません。高校生までは、ヴァイオリンをそれなり…