HYTSヴァイオリンな日々

ヴァイオリンの魅力と謎について日々思うことを書きたいと思います。

国際コンクール

こんにちは、HYTSです。


最近、国際コンクールの本選の演奏がYouTube でも見れるようになり、素晴らしい演奏をみることができますね。


エリザベート王妃国際コンクール、カール・フレッシュ国際コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクールなど緊張感溢れる演奏が映像で見れるのは、プロアマチュア問わず、ヴァイオリンを勉強する人であれば刺激になります。


日本人の演奏家の方の活躍もみれて、ゆくゆくその方の演奏を、日本のコンサートで聴ける機会もあるかと思うと、楽しみになります。


ユーディ・メニューイン国際コンクールは、マスタークラスも公開しており、先生方も錚々たる方々。指導法も様々で、演奏・練習の奥深さを知ることができます。


15年前は、遠い国の出来事で終わっていたのに今はこんなに身近に見て聴けるなんて...。スマートフォンは凄いなぁ、と思います。




国際コンクールの音源で、大好きな演奏があります。


1967年エリザベート王妃国際コンクールの優勝者の音源です。


優勝者はフィリップ・ヒルシュホルンで、パガニーニヴァイオリン協奏曲第1番を演奏しています。


第1楽章のあるフレーズを聴いていると、行ったこともないのに、ジェノバの海を思い浮かべてしまいます...。


カデンツァは、凄まじい集中力で弾いており、イヤホン耳当てたまま、口ポカンとしてしまいました。


国際コンクールという極度の緊張感の中で、奇跡的な演奏だと思います。


この音源、コンチェルトなのに、第1楽章が終わった途端、会場から割れんばかりの拍手が巻き起こり、その様子まで聴けます。


会場全体、彼の演奏に惹き込まれたであろう拍手も圧巻です。


この演奏を聴いてから、ヒルシュホルンの色々な演奏も聴いています。


コンクールは聴く側も、思い掛けない音楽との出会いがありますね。


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